こんにちは、秋田のファイナンシャルプランナー、土田です。
地元のお祭りが20日21日と開催され、参加し肩を負傷してしまいました(汗)
やはり年齢を感じる今日この頃です。
つい先日、史上最高値を更新した日経平均ですが、4万円も割ってしまい勢いを失ってしまいましたね。
日経新聞Web版にこんな記事がありました。
「日経平均続落 チャートに天井サイン「宵の明星」が点灯」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB240ZD0U4A720C2000000/
以下引用
日経平均株価が続落している。7月中旬に最高値を3営業日連続で更新した後で急落し、チャート上では「宵の明星」と「三川(さんせん)」と呼ばれる2つの売りサインが同時にともった。続落のきっかけは米大統領選でのトランプ前大統領の再選に対する思惑だが、チャートのサインは自己実現的に投資家のリスク選好姿勢を後退させかねない。市場心理は改善するか。2025年3月期の業績見通しを上方修正したニデックをはじめとして今週から本格化する3月期企業の決算発表が、日本株の先行きを左右しそうだ。
24日の東京株式市場午前終値は85円(0.2%)安の3万9508円だった。一時上昇に転じる場面もあったが、前日の米株安の流れを引き継いだ。ファーストリテイリングや信越化学工業など日経平均寄与度の高い銘柄が一時2%安。日経平均は6営業日で1800(4%)円近く下落し、6月終値からは「いってこい」となった。
株価の反転にはしばらく時間がかかるかもしれない。ここにきて市場で意識されているのは、日経平均の日足チャートにともった「宵の明星」と呼ばれるサインだ。
宵の明星は、陽線、上向きの窓、星、下向きの窓、陰線が順番に並んだもので、高値圏でこのパターンが出ると、上昇から下落への転換のサインとされる。英語では「アイランド・リバーサル」と呼ばれ、海外でも有名な天井サインだ。これが12日にともり、実際にその後、株価は軟調になっている。
引用終わり
記事にある通り、チャートのサインは「自己実現的に投資家のリスク選好姿勢を後退させた」のかも知れません。
株式投資はよく「美人投票」と言われます。
美人コンテストを行った場合、様々な容姿の方が(女性とは限らずです)参加しているので、そこで一番を決めようとすると、投票する方の好みがでます。
また、一位になる方に投票しようとすると、他の投票者の好みを考える必要もあるため自分の好みだけでは決められません。
そうなると一番投票を集めるのは、絶対的な美人ではなく相対的に美人に見えた方になるかもしれず、コンテストで勝つにはそこも考えて戦略を練る必要があります。
つまり自分が美人と思った方に投票しても勝てない(1位になれない)。思った結果にならないということが起こり得るということです。
今回の様な、統計学的な天井サイン「宵の明星」「三川」が出ると、仮にまだ上がると思っても、心理的には弱気になりますし、他の投資家が売り始めるとそれに釣られるということも起こります。
この様に株式市場は経済的な指標や決算状況だけでなく、心理や統計も作用します。
記事の後半には売買代金の小ささから「宵の明星」の影響は強くないとしていますが、一旦上昇相場に待ったがかかったのは事実であり、米国大統領選でも民主党で動きもありましたし、来週の米国・日本での中央銀行会議の内容でどう動くかにも注目です。
今日もありがとうございました。