遂に「ゆでガエル国家日本」と新聞記事に…

こんにちは。

ファイナンシャルプランナーの土田です。

 

先日は3年ぶりに地元のお祭り「土崎港曳山まつり」が開催されました!

マスクをして酒も飲まないという運行でしたが、3年ぶりということもあり盛り上がったと思います。私は今回不参加で見ていただけですが、やはり祭りは良いですね!来年はマスクもなくお酒も解禁で開催されることを切に願います。

 

さて、コロナ禍とはいえ日常に目を移してみると、日本には大きな課題があります。

 

それは人口減少、超高齢社会です。

 

日経新聞ではこんな特集が組まれています。

 

日経新聞2022/7/25 Web版 「ゆでガエル国家日本 人手不足644万人、年金や介護臨海」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD018EC0R00C22A2000000/

 

以下引用

日本は人口減少によって国家が縮んでいく現実にどこまで真剣に向き合っているだろうか。継続的な人口減少局面に入ってからすでに14年たったのに、労働力不足を克服し、年金、医療、介護の機能不全を防ぐ道筋は見えない。少子化対策も踏み込みが甘く、このままでは「ゆでガエル」になりかねない。

製造業は38万人、医療・福祉は187万人、サービス業は400万人……。パーソル総合研究所と中央大学がまとめた「労働市場の未来推計」によると、日本全体の人手不足は2030年に644万人に上る見通しだ。

新型コロナウイルス禍以前の19年上半期の人手不足が約138万人だったので、わずか10年余りで4.6倍になることになる。

今までは一人ひとりの仕事を増やしたり、業務を効率化したりすることでしのいできた現場が多いだろう。欠員率は3%未満だったのでそれもある程度は可能だった。

だがパーソルの推計を基にはじくと30年の欠員率は10%を超える計算になる。サービス業はなんと20%を超す。もはや「現場の頑張り」では到底持ちこたえられない。

引用終わり

熱湯にカエルを入れると驚いて逃げ出すが、水からゆっくりと加熱していくと、お湯になっていく事に気付かず、ゆでガエルになって死んでしまうことを「ゆでガエル」と言いますが、今まさに日本は「ゆでガエル」になりそうです。

 

記事では人口減少による労働人口減少が今後進み、少子高齢対策の遅れで社会保障を維持する事も難しいとあり、人口減少を前提とした社会を受け入れる覚悟が必要としています。

 

正論ではありますが、この事態を招いた原因も主に政治家による「事なかれ主義」や「他力本願」的な、自分がやらなくても何とかなるだろうという責任感や将来ビジョンの欠如があると思います。

 

未だに、出生率を上げればとか、外国人労働力を入れればとかの議論がなされていますが、若年者の多くが低収入かつ、将来に希望がない中で、どうやって結婚し子供を育てていけるのか。それを解決しない限り少子化は止まりませんし、政府や行政では少子化対策として行っていることがずれているから出生率は逆に下がっている訳です。

 

また、外国人労働者も増やせばいい訳でなく、その外国人も年を取り、家族もできれば日本人として社会保障を受ける立場にもなるので、将来も踏まえて検討しなければいけませんし、残念ながら治安の悪化を招いている自治体もある上、一度引き受けたら追い返すわけにもいかないわけですから、単に労働者が不足だというだけでなく全体を見て慎重に判断する必要があります。

 

こういった大きな問題は、私たち個人にできる事は少なく、政治家や行政が将来を見据えて「国のライフプラン」を考え行うものですが、残念なことにそういったことを怠ってきたのが日本です。

 

私たちにできることは、政治に関心を持ち、日本に関心を持ち、地域にも関心を持って行動することですし、自身や家族のライフプランを考えることで、今だけでなく将来にも(ネガティブな将来にも)ビジョンを持って生きることではないでしょうか?

 

「ゆでガエル」は少しずつ加熱されるから気付かないのですが、今回のコロナの一件で気付いた方も多くいらっしゃいます!

 

「災い転じて福となす」

 

コロナ禍が自身の人生を振り返ったときにそう思えるように行動したいものですね!

 

今日もありがとうございました。

 

あきたで出産・子育てガイドブックに取材記事が掲載されました。

クルール秋田版(4月号)に記事が掲載されました。

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