こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの土田です。
今日から4月、新年度のスタートですね!
とはいえ、4月は様々な物品の値上げラッシュとなりました。
日本ではデフレ(物価下落)が続いてきたと言われていますが、30年前と比較すると、給料は上がらず、天引きされる社会保障費(健康保険・介護保険・厚生年金など)が上がり続け、更には消費税も増税されてきましたので、実際に使えるお金は減ってきました。
そして、いよいよインフレ(物価上昇)の波が押し寄せている訳ですから、今後益々生活は厳しくなりそうです(涙)
今回のインフレは要因として原油価格やウクライナ問題での小麦価格上昇などもあり、一時的なものでは?という声もありますが、物価上昇率の高いアメリカの事情を見てみるとそうもいかないと思います。
日経新聞2022/3/31 Web版 「米消費支出物価6.4%上昇 2月、40年1か月ぶり水準」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA30E4K0Q2A330C2000000/
以下引用
【ワシントン=高見浩輔】米商務省が31日発表した2月の個人消費支出(PCE)物価指数は総合指数が前年同月比6.4%上昇し、1982年1月以来、40年1カ月ぶりの高い伸びとなった。変動の激しい食品・エネルギーを除くコア指数の上昇率も5.4%と、83年4月以来の高水準だった。
2019~20年におおむね1%で安定的に推移していた総合指数の上昇率は、21年に入り急上昇した。足元ではガソリンだけでなく、中古車や家具、肉類なども2桁の伸びが続く。運輸コストの上昇に加えて労働需給の逼迫を受けた賃金上昇が背景にある。
2月の総合指数の上昇率は市場予想と同じだった。1月を上回り、15カ月連続の拡大となった。コア指数の上昇率は予想をやや下回ったものの、1月の5.2%をさらに上回った。
引用終わり
記事の通り、エネルギーや食品を除いたコア指数でも5.4%の上昇をしており、労働需給の逼迫を受けた「賃金上昇」が背景にあります。
実際にアメリカでは物価上昇だけでなく賃金の上昇も大きく、昨年の第二四半期から2桁の上昇率(13.4%、11.4%、10.0%※米商務省経済分析局データ)となっています!
つまりアメリカでは、物価も上昇していますが、賃金も上昇しており、物を買う力はそこまで変わっていないのかも知れません。※当然内部での格差は拡大していそうですが…
また、賃金上昇分も商品・サービスの価格に転嫁できる海外からの輸入品は、そのまま日本における輸入物価の上昇になっており、2021年11月と12月はなんと40%を超える上昇率でした(汗)
今までであれば、アメリカの物価上昇と賃金上昇も、為替が円高になることで輸入物価上昇をある程度吸収できたのですが、残念ながら今は円安となっており、政府や日銀はどう舵取りをするのか注目が集まります。
とはいえ、政府や日銀の行う事は私たちが直接コントロールできません。
では個人でどの様に対策するか?
それはお金の効率を上げる事です!
効率を上げるとは、無駄をなくして有効活用することですが、例えば、無駄な固定費の代表例は「生命保険」です。
特に保険でお金を貯めようというのは、一般的に効率が非常に悪い方法ですので基本的には直ぐに見直すべきでしょう。また、公的な社会保障制度を知ることで、過剰な保険に加入しなくても安心できるでしょう。
また、有効活用の代表としてはやはり「資産運用」になります。
「お金にも働いてもらう」ことで将来的な物価上昇リスクや教育・老後資金などに対して効率的に備える事ができます。
そして、「保険の見直し」でも「資産運用」でも効果的に行うためには「ライフプラン」を作成して、人生の「いつ・いくら」を明確にすることが一番重要です!
新年度のスタートに、あなたも「ライフプラン」の作成をして、「お金の効率化」を図り、「今も将来も安心できる家計」にしてはいかがですか?
ご自身でやってみたいという方はこちらもご参考下さい。
アドバイスを得ながらやってみたい!という方はこちらからどうぞ。
今日もありがとうございました。