インフレ・国際情勢・コロナ禍など歴史的な年になりそうな状況も良いきっかけに!

こんにちは。

ファイナンシャルプランナーの土田です。

 

昨年から様々な物価が上がり、今後も「〇〇が3月から値上げ」などのニュースを多く見かけますが、世界的なインフレの波はまだまだ止まりそうもありません。

 

また、株価に関しても何かをきっかけに調整したい圧力があったとはいえ、ウクライナ問題をきっかけにして下落が続いていますね。

 

コロナの蔓延もあり心理的にも厳しい中、経済的なダメージも続きそうで難しい年になりそうですが、日経新聞にこんな記事がありましたので紹介いたします。

 

日経新聞2022/2/24 「レーニンの予言 インフレが敗者を決める」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA2155E0R20C22A2000000/

 

以下引用

ウクライナ情勢が緊迫の度を増すなかで、およそ100年前にロシア革命を指導したレーニンが語ったとされる言葉を思い出した。「資本主義を破壊する最善の方法は、通貨を堕落させることだ」

この至言を世に知らしめたのは英国の経済学者ケインズである。

「レーニンはまったく正しかった。社会の基盤をくつがえすには、通貨を堕落させることほど巧妙で確かな方法はない」(山岡洋一訳)。ケインズは1919年にしたためた「インフレーション」と題した小文で、こう論じた。

「通貨の堕落」とはお金の価値が下がり、モノの値段が上がるインフレを意味する。レーニンは資本主義という敵がインフレの泥沼にはまれば、勝利は自らの手に転がり込んでくると看破していた。

ウクライナ東部に軍の派遣を決めたロシアのプーチン大統領は、レーニンにならおうとしているのだろうか。対ロ制裁に踏み出した米欧日への対抗策として、欧州向けのガス供給を止める構えをみせる。エネルギー価格を押し上げ、世界にインフレの種をばらまく思惑が透ける。

バイデン米大統領はそれを阻もうと、欧州へのガス供給の拡大に動く。中東のカタールに液化天然ガス(LNG)の欧州向け輸出を増やすよう要請し、日本にも余ったLNGを融通するよう求めた。米国自身、2022年にLNGの生産能力を大幅に引き上げる。

米国は歴史的なインフレ局面にある。1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月に比べ7.5%上昇し、約40年ぶりの高さとなった。国民の不満は限界に近い。LNGの供給を増やして世界的な物価上昇の圧力を弱めるのは、バイデン氏が自分の政権を守るためでもある。

引用終わり

 

記事の通り、世界的なインフレの牽引者はエネルギー価格であり、原油価格の高騰が私たちの暮らしにも大きな影響を与えています。※特に寒い地方では切実ですね(涙)

 

記事ではバイデン大統領がエネルギー価格の上昇を阻もうとしているとありますが、実際バイデン政権になってシェールガスを止めたことが原油価格高騰の一因となっていて、その原因はSDGs・ESGなどの環境保護政策にもあります。

 

環境保護政策も徐々に行っていくのであれば良かったのですが、性急に行うと何事もそうですが歪みを生んでしまう訳で、その歪みがコロナ禍とあいまって大きくなり、更にウクライナ問題や台湾・尖閣問題などの領土問題にも波及しているようです。

 

記事にあるように、ロシアが「通貨の堕落」=インフレを狙って液化天然ガスの供給を止めるのであれば、そこに先手を打っている中国や主導権を握れるエネルギーの供給国などの動きも注視しなければなりませんね。

 

個人的には大きな争乱が起こるとしたらバイデン政権下で起こると思っていましたが、どうやら現実になりそうです。日本も台湾・尖閣問題を抱えており、またウクライナは小麦やトウモロコシなど穀物の主要産地でもあり、世界的な食糧価格の高騰にも繋がる可能性がありますから、当然対岸の火事などではありません。

 

日本の政治にも危機管理能力が本当に問われる事態となっていますが、岸田政権及び自民党にその能力があるのかどうか。日本の私たちの命運が掛かっていますので良い判断や決断をして頂きたいところですね。

 

そして、こういった大きな問題に対しては私たち一般国民は無力に近いですが、生活を守るための行動はできるところも多々あります。

 

その大きな一歩が「ライフプランを立てる」事であり、そのプランを実行していく事だと私は思います。

 

「どうなるかわからないから、成行きに任せる」ではなく、「どうなるかわからないけど、どっちに行っても大丈夫(被害など最小限にする)な状態をつくっておく」方が安心ですよね?

 

勿論、核ミサイルを撃ち込まれたり、宇宙人が攻めてきたり()など、どうしようもないこともありますが、確率論で考えればその心配は捨て去るしかない(前者に関してはそうならないように防衛してもらう必要がありますが個人ではどうにもならないことです)ものです。

 

そうではなくて、インフレになったらどうする?や金利が上がったらどうする?年金が大きく減ったらどうする?などなど、様々な現実的な問題には対処できます。

 

そういったことに対して、先手を打っておくことが重要な時代だからこそ、「ライフプランを立てて置く」ことが大事です。

 

ぜひ、こういった世界的な危機に直面している今だからこそ、ご自身の将来についても考える良いきっかけにされてはいかがしょうか?

 

ご自身で考えてみたいというかたはこちらもご参考下さい。

 

プロと一緒に考えたいという方はこちらからお問合せ下さい。

 

今日もありがとうございました。

 

 

 

あきたで出産・子育てガイドブックに取材記事が掲載されました。

クルール秋田版(4月号)に記事が掲載されました。

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