金融危機前夜に類似!?いよいよくるのか金融ショック!

こんにちは。

ファイナンシャルプランナーの土田です。

 

ここ一年くらいは、資産運用のポートフォリオを作成するとコロナ相場の影響もあり、リスク・リターン共に大きい数字になってしまい、お客様への説明時にも誤解のないように(大きすぎるリターンを期待しないように)していますが、こういった異常ともいえる相場は短期的には先行き不安になるところでもあります。

 

そんな中、2022年はあまり株式市場が良くないのではないかという観測が広がっており、今日の日経新聞にもこんな記事がありました。

 

日経新聞2022/1/10 Web版 「マネーの川は急変する 危機前夜07年からの警鐘」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD062GH0W2A100C2000000/

 

以下引用

パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が11日、議会公聴会に臨む。市場はいつも以上に神経質だ。年初の世界同時株高とその後の株安は、陶酔と不安という両極の投資家心理を映している。どちらも演出したのはFRBだ。

15年前の20071月を振り返ると今の構図はわかりやすい。

同月2日、米ウォール・ストリート・ジャーナルは、市場コラムに象徴的なイラストを添えた。大量のドル札を水に見立てた「マネーの川」の急流下りを、ボートに乗る3人の男が楽しんでいる。空前のカネ余りを背景に、投資家がリスクの高い資産を遠慮無く買っている様子を活写した。

世界の株価は3年で44%上昇していた。信用度が特に低いジャンク債の発行は、米S&Pグローバルが格付けするだけで06年に2083本と、3年前の2倍以上に増えた。あふれる資金の使い道に困った投資家が、リスクに目をつぶって買ったためだ。

ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)によると、世界の資産運用会社の資産は06年末で44兆ドル(約5100兆円)と、5年で50%増えている。景気を刺激するために緩和的な金融政策を進めた中央銀行も多く、カネが回り回って流れ込んだ。

リスクに寛容になった投資家を誘う金融商品も話題をさらった。信用力の低い人向けの住宅融資「サブプライムローン」を証券化した商品が世界に広がっている。

水面下では警戒もちらついた。FRBは前年まで2年間利上げを続けている。米金融大手シティグループは0715日、顧客企業向けのリポートで流動性の低下に備えて現金を確保するよう訴えた。「歴史が教える通り、全てのサイクルには終わりがある」と。

今と重なりはしないか。株価は3年で66%上昇した。ジャンク債の発行は昨年2543本と、少なくとも過去20年で最大だ。運用会社の資産は06年の2倍を超え、主要4中銀の資産は8倍に膨れ上がった。投資先が決まっていない「空箱企業」SPACが投資家を引き付け、FRBは利上げに踏み出そうとしている。

07年の末路は知られている通りだ。サブプライムの損失問題が露呈した8月の「パリバ・ショック」に金融機関は凍り付き、マネーの川は干上がった。翌年には歴史的なリーマン危機に発展し、事態を読んでいたはずのシティも米政府による救済に追い込まれた。

引用終わり

 

記事によると、リーマンショック前夜の07年と比較すると類似する点も多く、一気にマネーの川が干上がるリスクについて述べていますがどうなるでしょうか?

 

個人的にはSPACはリーマンショック時におけるサブプライムローンの証券化商品にはならないと思いますし、株価が半分になるほどの金融ショックは(予測不能の事態でもなければ)ないと思いますが、テーパリングや米国の利上げもあり株価が大きく上昇することも考えにくいと思います。

 

とはいえ、個人の資産形成においてはこういった「〇〇ショック」も想定内にしておくことも重要です。

 

昨年までは、何を買っても資産が増加するような市場でしたが、今後はしっかりと投資先も考えて運用する必要がありますね。

 

そういった、「〇〇ショックでも安心して資産形成できる運用方法」をご相談者にお伝えしていきたいと思います。

 

そういった資産形成方法にご興味ある方はぜひお問合せ下さい。

※ご自分で学びたいというかたはこちらもご参考下さい。

 

今日もありがとうございました。

 

あきたで出産・子育てガイドブックに取材記事が掲載されました。

クルール秋田版(4月号)に記事が掲載されました。

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