こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの土田です。
NYダウが614ドル下落し迎えた連休明けの日本市場ですが、日経平均株価は660円安の29,838円とこちらも大きく下落しました。
理由としては、NYダウ同様、中国の恒大集団のデフォルト懸念(負債総額が約33兆円!)との事で、ソフトバンクグループや日立建機といった「中国関連銘柄」が大きく下落しました。
近年の世界の景気を牽引してきたのが中国の成長(消費拡大)であったのは紛れもない事実ですが、度々言われてきた「中国バブル」は遂に破綻するのか?中国人民元の切り下げはあるのか?あった場合の影響度合いは?などなど今後に注目です。
そんな中で2015年の「チャイナショック」再来か?!という意見もありますのでご参考までに紹介いたします。
Yahoo!ニュース 2021/7/29 「2015年「チャイナショック」の再来か?急落した中国株の行方を考える」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b7490aad108410c8da872f60125fadcfff91b14e?page=1
以下引用
米国上場の中国株の急落に始まった市場の動揺が続いている。一部には2015年に起こった中国株式の大幅下落が世界に波及した「チャイナ・ショック」の再来と警鐘を鳴らす向きもある。2015年のショックが、中国政府筋による株価の買い煽りからのバブル崩壊、そして、人民元の引下げをきっかけとした中国売りにあったように、中国中央からの情報が市場変動の要因だった。今回も中国共産党から発せられたIT企業への締め付けや教育関連企業への規制強化などが株価下落の発端になっている。下落のきっかけが似ていることに加え、中国株価の位置もコロナショックからの立ち直りで大幅に上昇したところであり、2015年当時のような高値を迎えている局面での変調とあって、「再来説」を強化している。これまでの経緯を振り返って、今後の対策を考えておきたい。
引用終わり
記事の通り、中国当局による規制強化が教育関連・不動産・米国市場への上場企業・IT企業など多岐に渡る企業群の成長を鈍化させ株価も下落してきました。また、中国の景況指数も右肩下がりで推移しており、チャイナリスクが今年に入って懸念材料となっていましたが、遂に恒大集団のデフォルトで引き金を引くのかも知れません。
もしそうなった場合は日本も米国もその影響は大きく、前回のチャイナショック時と同等、もしくはそれ以上の株価下落を招くかも知れません。
コロナ禍のマーケットには、投資未経験者が多く「デビュー」しており、ほとんどが銀行やインターネットでの口座開設者であり、「アドバイザー」が不在の投資初心者が初めて経験する「ショック」になる可能性があります。
そうなった時に適切な投資行動ができるかどうかで将来のライフプランに大きな影響を及ぼす可能性があるので個人的には非常に心配しているところです。
記事の最後にある通り
以下引用
2015年の急落からも中国株は立ち直り、2020年にはモーニングスターインデックスは新高値に進んでいる。上海総合指数は現在までに2015年当時の高値を取り戻してはいないが、運用会社の目利きに適った選別・分散投資を行っているファンドのパフォーマンスは、しっかりと成果につなげている。中長期の視点で、中国の成長、また、中国企業が大きく関与するアジアの成長を運用パフォーマンスに取り込む姿勢で中国株式市場の行方を見守っていきたい。
引用終わり
中長期の視点を持って投資をしてもらいたいと思います。
勿論、今回世界的な経済ショックに陥るかは分かりませんが、そうなってもならなくても「安心な投資」をして、「今も将来も安心な家計作り」をしていく事が大切です。
自分で学びたい!という方はこちらもご参考下さい。
専門家と一緒に!という方はこちらからお問合せ下さい。
今日もありがとうございました。