こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの土田です。
昨日は時代の変化について携帯電話の記事を紹介しましたが、今日はコンビニの変化についての記事を紹介します。
日経新聞 4/7 朝刊 「ダイエーが無人店」
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO70760590X00C21A4MM8000/
以下引用
イオン傘下のダイエーは無人店に参入する。今夏、東京都江東区にコンビニエンスストア規模の小型店を開く。米半導体大手インテルも出資する中国の新興企業の技術を使い、出店費用を従来の無人店の半分に抑える。小売業のデジタル化を支える技術でコスト競争が激しくなる。
中国のスタートアップ、雲拿科技(クラウドピック)と組む。中国など11カ国の約130の無人店に技術を提供した実績を持つ。ダイエーは無人店に独自のブランドを付け、既存のスーパーと区別する方針。集客力や収益性を検証したうえで多店舗展開を検討する。
引用終わり
記事の通り、ダイエーが「無人コンビニ」に参入するとの事です。
既に、ミニストップなどがオフィスや官公庁の中を中心に無人店を展開していますし、アマゾン・ゴーは2018年からスタートしているので、今後はこういった無人店が様々な業種で拡大していくのは間違いないでしょうね。
コンビニのオーナーにとって、アルバイトの確保は大きな問題でもありましたし、万引きも難しくなるので経営者にとっては有難いことかも知れません。
このように、技術の進化によって、便利になる一方で、単純な仕事はどんどん無くなっていくことも事実です。
この4月から70歳までの雇用確保が企業の努力義務となりましたが、やはり時代の変化に対応できないと仕事もなくなっていく現実がありますね。
そして、時代の変化について行かないと仕事が無くなるのは、個人だけではありません。
この記事で改めてショックだったのは、無人店の技術を中国企業から得るということです。
一昔前なら、こういった最新技術は日本が強く、他国にその技術を販売していたはずですが、今は日本企業に技術がなく、中国企業から技術を買う必要があるという事実は、日本が技術先進国では既にない(勿論技術優位な分野は他にまだあるとはいえ)ことを物語っており、また、その相手がアメリカや欧州ではなく、中国ということも考えなければならないことではないでしょうか?
そういった事からも、私たちは「豊かな先進国」に住んでいるという幻想は捨て、「今は豊かでも衰退国」に住んでいるという現状認識でライフプランも考えなければ、国の衰退に巻き込まれてしまう可能性が高いでしょう。※世界から見ると「日本は降りのエスカレーター」と言われるのが今更ながらしっくりきてしまう…
そんな「降りのエスカレーター」の国だからこそのライフプランを考えたい!という方はぜひお問合せ下さい。
今日もありがとうございました。