こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの土田です。
秋田でも週半ば以降は晴天もあり穏やかな天気になりました。
コロナのクラスターも秋田市で起こりこちらは穏やかではないのですが、なんだか平和になった気分がしますね。つくづく天気に気分も左右されるものだと実感しています(笑)
さて、秋田でもここ数年は「資産運用」のご相談が増えているのですが、それでも確定拠出年金の導入企業やiDeCoの加入率では全国でもワーストレベルです(涙)
秋田のFPとしては、やはり情報発信をもっとしなくては!と思うのですが私個人では到底力不足なので、金融機関や行政(国が力入れている分野ですから!)など大組織にこそ頑張ってもらいたいところです。
しかし、最近ご相談で来られた方も言っていましたが、「〇〇銀行で説明を聞いたけど、意味が分からなかった」とか「iDeCo(投資信託!?)は元本割れしないような話をしていた」など説明が不十分なようです。
その方も結局「外貨建て保険」に加入しようか迷った挙句に、「このままモヤモヤするならお金を払ってでも解決しよう!」と独立系FPである当事務所に足を運んだようです。
今日の日経新聞にもこんな記事がありました。
日経新聞1/23 朝刊 「資産づくり、非課税生かす」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOMH08BIT0Y1A100C2000000
以下引用
老後などに備えて長期で資産形成に取り組む人は少なくないだろう。運用をする際に活用を考えたいのが少額投資非課税制度(NISA)と個人型確定拠出年金(iDeCo、イデコ)。いずれも税制優遇を受けられるが制度には違いもある。特徴を把握し、目的に合わせて効果的に活用したい。
引用終わり
記事の通り、「特徴を把握し、目的に合わせて効果的に活用する」ことが大切です。
しかし、金融機関などの営業マンからは「商品の特徴」に関する説明やメリットの説明が中心になりがちで、そのお客様の「目的」にフォーカスしている方は少ないように思われます。(中には商品の特徴すら間違って説明している方もいるようですが…)
以前もブログなどでもお伝えしている通り、独立系FPは、お客様の「目的(ライフプラン)」を中心にしたアドバイスを行います。
ですから、当然、「目的が先で商品は後」になります。
病気に例えると、薬や治療法が先ではないですよね?
まず、医者は病状をよく診て、問診も行い、その上で「必要な治療」を行います。
「この薬を売りたいから」「この治療法を試してみたいから」という「治療する側の事情」を優先する医者がいたら、そんな医者には診てもらいたくないですよね(汗)
金融機関も同様に「この保険が売りたい」「この投資商品を売りたい」ではなく、お客様の目的をしっかりと把握した上で、「必要な金融商品」を提案すべきです。当然そのためには「金融商品全般の正しい知識」が必要になります。(医者が薬を知っているのと同じですね)
ただ、金融機関には事情があります。
それは「相談料を貰っていないので商品を売らなければならない」ことや「ノルマがある」ことです。
医者も診察料を無料にしたら否が応でも「薬や治療」をしなければいけません。ノルマがあったら必要以上に「薬や治療」を行うかもしれません(汗)
医者と比較するのは金融機関には不利かと思いますが、お客様から見たらどうでしょうか?
金融庁も問題視し、「顧客本位の業務運営(フィデューシャリー・デューティー)」を金融機関に掲げさせましたが、他の業界の方からは「そんなの当たり前じゃないの?今までやってなかったの?」という声があがったそうです。
金融機関も変化をしなければいけない時代でもありますので、ぜひ他業界同様に、顧客の「目的」を把握し、専門的立場から「顧客本位」のアドバイスができる体制を構築して欲しいですね!
※とはいえ本当に独立系FPのようなサービスを金融機関が行ったら私は大変になりますね(汗)その際にも顧客から選ばれるよう成長しておくしかない!
という事(笑)で、将来の資産形成で、もやもやしている方はぜひご相談下さい!
今日もありがとうございました。