アフターコロナに向けて更に必要性が高まったもの

こんにちは。

ファイナンシャルプランナーの土田です。

 

連日の猛暑ですが、今週は秋田でも34度前後の気温が続きそうですね(汗)熱中症にもお気を付け下さい。

 

さて、新型コロナの影響で世界的に企業の休廃業が起こっていますが、日本は世界と比較すると休廃業率が低いようです。

 

日経新聞8/24朝刊 「中小の休廃業率、世界平均下回る」

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20200824&ng=DGKKZO62960920T20C20A8NN1000

 

以下引用

新型コロナウイルス禍による中小企業の休業や廃業が日本は海外に比べれば少ないようだ。経済協力開発機構(OECD)によると5月時点の休廃業率は10%に達した。世界の26%よりは低い。欧州のような厳しい移動制限がなかったことが背景にあるが、感染が再拡大すれば危機は長引く。急場を助けた資金繰りなどの公的支援の持続性が課題になりそうだ。

引用終わり

 

記事によると日本の中小企業の休廃業率は10%に達していますが、これは韓国やドイツと並んで低い数字になっています。(アメリカは20%超、英国は40%超⁉)

 

記事中の第一生命経済研究所の熊野英生氏を引用すると

「ロックダウン(都市封鎖)に踏み切った欧州や一時解雇が急増した米国では消費マインドが急激に悪化し、休廃業が大きく増えた」と指摘する。これまでのところ日本については「海外にほぼ例のない無利子・無担保融資をはじめとした手厚い支援が奏功している」という。

引用終わり

 

との事で、持続化給付金や無利子融資などの政府の対策が奏功し休廃業率を押し下げているようです。

 

業種的にはイベントや旅行、教育・保育、物流、ホテル・飲食などの対面型の職種で休廃業率が高くなっており、今も需要は回復しきっていないので、東京商工リサーチの調査によると売り上げが回復しなければ半年後には行き詰る企業が多いとの事です。

 

個人的な意見ですが、新型コロナが「第二類相当の指定感染症」である内は、感染は何より怖いのですが、症状がなくても、法的に病院などに隔離される訳ですから絶対に感染したくないという社会的なインセンティブもより強く働く訳で、そんな状況ではおいそれとはイベントや旅行などには行けません。

 

様々な意見はあるとは思いますが、日本での死亡率や重篤率を考えると、そろそろ季節性インフルエンザ相当の扱いでも構わないのではないか?と思ってしまいます。※公表されていないデータで後遺症率が高くまた重篤な症状があるなどがあれば別ですが…

 

 

何れにしても、このまま政府が給付金や無利子融資などを行い続けることは困難でしょうから、アフターコロナに向けた「変化(進化)」をしなければいけない事は明白と思います。

 

やはり、ダーウィンの言う

「生き残る種とは、最も強いものでも、最も知的なものでもなく、変化に最も適応したものである」

 の世界ですね!

 

そんな中でこの記事にもありますが、そもそも欧米ではコロナではない平常時でも、廃業率と開業率が10%を超えており、常に時代の変化に合わせた新陳代謝が行われています。

 

新型コロナはそもそもあった大きな時代の変化(AIIT化など第4次産業革命)を更に加速させる影響が起こっています。日本は残念ながらこの変化に乗り遅れてしまったおり、スイスのビジネススクールIMDが発表している「世界競争力ランキング」でも1992年まで4年連続首位だった日本は今34位まで落ちてしまっています。特に、「起業家精神」は最下位の63位「デジタル技術のスキル」は62位です。

 

こういった現実からも、日本人の生活様式も変化させていく必要があると思います。

 

一例を挙げると、80年代90年代前半までの「貯金や保険で資産を形成する」は今の低金利や給料が上がらない時代(寧ろ税金や社会保険料負担増で手取りは減っている)では時代に合わないので、「投資で資産を形成する」にシフトし、終身雇用・年功序列も崩壊してきているので、スキルを身に着け会社に頼り過ぎないように準備しておくなどです。また資産形成の計画に応じて、退職年齢も考えなければいけませんし、長生きや認知症などにも備える必要もあります。

 

こういった事は、「頭では分かっている」のですが、緊急性が低いので後回しにしがちです。

しかし、準備には時間が必要なものばかりなので、実は緊急性は高いという曲者でもあります(汗)

 

ですので、早い内から「ライフプラン」を考えて実行しておくことが、将来への安心への道になります。

 

アフターコロナに向けて「ライフプラン」の必要性が更に高まったと思います。

 

先ずはご自身で考えてみたいという方はこういった書籍を読んでみてはいかがでしょうか?

 

FPに相談しながら一緒に考えたいという方はお気軽にお問合せ下さい。

 

今日もありがとうございました。

 

 

あきたで出産・子育てガイドブックに取材記事が掲載されました。

クルール秋田版(4月号)に記事が掲載されました。

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