こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの土田です。
新型コロナの感染者が増加していない秋田県では来週月曜からいよいよ学校もスタートしますね!
青森・岩手両県は7日から再開していたようですが、今月末まで休校する県も多い中で早期の再開ができてよかったです。徐々に普通の生活に戻っていけるように、手洗い・うがい・マスクは徹底していきたいと思います。
さて、そんな新型コロナによる経済悪化の中でも「株価」は順調に回復しています。
日本でも日経平均が20000円台を回復し、昨日のアメリカでも雇用統計で失業率が戦後最悪の14%まで上昇したにも関わらず大きく上昇しています。
日経新聞5/9 Web版 「歴史的失業でもナスダック連騰 ウォール街、経済と乖離」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58909860Z00C20A5000000/
以下引用
米国の実体経済とウォール街の乖離(かいり)が目立ってきた。8日公表の雇用統計で失業率が戦後最悪の14%まで上昇したにもかかわらず、ダウ工業株30種平均は前日比455ドル43セント(1.90%)高の2万4331ドル32セントで終え、週間ベースでも3週間ぶりにプラスとなった。ハイテク株中心で構成するナスダック総合株価指数は今年初の5連騰を記録。金融緩和が過度なリスク選好を促している面もある。
引用終わり
特に記事にもありますが、ナスダック指数は年初来でもプラス圏に浮上しており、ハイテク株の上昇が目立ちます。
実態経済を反映していない状態が続いていますが、金融緩和による金余り状態もありますが、今回の不況は一時的であるという楽観論もありそうです。
失業者は多いものの「一時的解雇」であり、世界恐慌のような長期な不況にはならないと見ているようですね。
日経新聞5/9Web版 「米雇用悪化、「大恐慌型」より「ボルカー型」か」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58910320Z00C20A5I00000/
以下引用
4月の米雇用統計は失業率が14.7%と大恐慌以来の水準となり、新型コロナウイルスによる就労環境の悪化が鮮明になった。ただ、失業者の大半は「一時的な解雇」で、経済が再開すれば早期の職場復帰も可能だ。10年間にわたって失業率が高止まりした大恐慌時と異なり、雇用の回復が比較的早かった1980年代の「ボルカー不況」に近いと指摘される。
引用終わり
記事中にも、ゴールドマンサックスの予測では10-12月期には再び実業率が10%を切るとしており、楽観論が見られますね。噂される「秋以降の第3波感染」やそうでなくとも、世界的な景気後退がある訳ですからやや楽観的すぎかなという感想を持ちますが、トランプ大統領やアメリカの底力を考えるとあり得るのかも!?と思ってしまうところがアメリカの凄いところかも知れません。
とはいえ、アメリカの景気回復が遅くなればそれだけ世界経済の回復も遅れるので、ボルカー型であって欲しいとは思います。
何れにしても、いよいよ「アフターコロナ」に向けて動き出した感じがありますね!
先日行った、全国のIFAやFPとのオンラインミーティングでも市場の事が話題の中心ではありましたが、その中で、アフターコロナでまた資産運用の運用商品が変わるという話しになりました。
投資の基本として教科書的には、株や債券に分散投資としているのですが、主要国の多くがゼロ金利やマイナス金利である今は当然、債券運用が本当に良いのか?という話しになります。
また、アフターコロナでは不動産の価値にもどう影響があるのか?という事や、原油や金などのコモディティ市場、ビットコインなどの暗号通貨と様々な資産がある中で、どういった分散投資が効果的なのかという事も我々IFAやFPは考えて行かなければならない課題です。
難しい問題ではありますが、今回のミーティングでも全国にそういった情報交換ができる環境があることを有難く思いました!
そういった環境も活かしながら、アフターコロナでもしっかりとしたアドバイスができるよう日々精進あるのみです!
今日もありがとうございました。