こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの土田です。
今日はブルームバーグの記事から
株式からの利益を今こそ守れ ドイチェ・バンク・ウェルス(7/18)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-07-18/PUTNOG6S972801
以下引用
投資家は今年の利益が出ている間に株式を売り、より安全な資産に資金を移すべきだと、ドイチェ・バンク・ウェルス・マネジメントが勧めた。
グローバル最高投資責任者を務めるクリスチャン・ノルティング氏は、同社が世界の株式から投資適格債やその他の低ボラティリティー資産へのシフトを続けていると述べた 。ポートフォリオの株式比率を50%超から約40%に引き下げており、今年後半にこの流れを加速させる見込みという。
引用終わり
記事によるとドイチェ・バンク・ウェルス・マネジメントが株式に対しネガティブで、資産を株式から安全な投資適格債などに移しているとなっています。
昨日もいろいろと世界情勢の動きを見る中で、株式市場はネガティブな要素を多く持っていると伝えましたが、そのネガティブ要因の大きな一角を占めるドイツ銀行グループである、ドイチェ・バンク・ウェルス・マネジメントからこんな情報が出るとドキッとしますね(汗)
また、同日のブルームバーグにはこんな記事も
GPIFは日本株投資を強化か、比率低下で2兆円超の積み増し余地
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-07-17/PUPRZA6TTDS001
以下引用
世界最大の年金基金、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は2019年度、日本株への投資を強化するとの見方が浮上している。株価上昇が海外に出遅れ、運用資産に占める割合が目標値を下回っているためだ。比率を目標に引き上げるだけで2兆4000億円弱の積み増し余地がある。
GPIF保有の国内株式は18年度末(19年3月末)に年金特別会計の資金も含めた年金積立金全体に占める割合が23.55%と、目標値の25%を下回り16年度末以来の低さとなった。外国債券・株式も合わせたリスク性資産3分野の中で唯一、基本ポートフォリオで定められた目標値に届いていない
引用終わり
記事によると、リスク性資産3分野の中で日本株の上昇が他資産(外国債券・株式)に出遅れているため2兆4000億円の積み増し余地があるようです。そのため、リバランス(運用の比率を整える)で日本株を買い増すのではという観測なのですが、その投資対象にはESG(環境・社会・企業統治)関連が有力とみられているようですね。実際5日にGPIF高橋理事長の記者会見で「ESGの推進が賢明」と説明しており確度も高そうです。
とはいえ、世界株が大きく下落するようなことがあれば、このGPIFの買い増しもなくなる可能性が高いわけですから、マーケットの先読みは難しいところです。
ですから、基本的には「マーケットを先読みして儲ける」ではなく、「マーケットに左右されずにじっくりお金を育てる投資」が必要と思います。そのためにも、「いつ」「いくら」必要かを明確にしながら目標に向かって取り組む「ゴールベースアプローチ」が大切です。
この「ゴールベースアプローチ」はアメリカでは主流になりつつある投資の考え方ですが、日本ではまだまだ知られていないと思います。
これから投資をするという方も、今投資を行っている方もこの考え方を取り入れてしっかりと資産形成(資産運用)して欲しいと思います。
勉強するのは大変!面倒!難しい!という方は、ぜひ「専門家」の時間を買ってはいかがでしょうか?
そうお考えのあなたはぜひ当事務所へご相談下さい(笑)
今日もありがとうございます。