こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの土田です。
日経新聞にこんな記事が
米、車関税判断を180日先送り 日欧との交渉加速指示
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44967260X10C19A5MM8000/
以下引用
【ワシントン=河浪武史】トランプ米大統領は17日、自動車への追加関税を巡る判断を最大180日先延ばしすると発表した。自動車の輸入増加は「米国の安全保障上の脅威だ」と訴え、日本や欧州連合(EU)との貿易交渉を加速するよう米通商代表部(USTR)に指示した。180日以内に合意が得られなければ「追加の行動を取る」とも強調した。
引用終わり
自動車の輸入増加を経済問題だけでなく、安全保障の問題にしていて日本と世界の常識の差があると思います。
製造業を他国に持っていった国は実際技術開発が遅れてその企業も他国に買収されたりして、結局は国内での産業(雇用も)を大きく失い景気も悪くなってしまいがちです。
この辺はやはり世界の覇権国家たるアメリカの凄さでしょう。
※ただ、技術面での能力向上をしたいならアメリカ企業が頑張る必要ありますね。
個人的にはアメリカの車ってごつくて燃費悪いというイメージしかないので多少安くてもいらないという方が多いのではないでしょうか?
また、アメリカの凄さは政治にもありそうです。
GW明けに米中貿易戦争が追加関税合戦に発展したことで、世界的に株価の暴落がありました。
しかし、アメリカの株価は下げ止まり、17日のNYダウは25,764ドルと直近の安値から439ドル上げました。
ここには、年内にアメリカでは利下げが行われるのでは?という観測があることも影響しています。
日経新聞Web版
高まる利下げ観測、米株式相場を支える
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44974890Y9A510C1000000/
記事では年内に利下げを行う可能性は7割超と1カ月前の4割に比べ大きく上昇しています。
また、消費者物価指数や輸入物価指数などの物価指標が予想を下回っている中で、素早い利下げ観測は景気まで後押ししているようで、4月の景気先行指標総合指数も上昇し(3カ月連続)米国史上最長の景気拡大となりそうとの事です。※ミシガン大の調査では5月の消費者態度指数も上昇しているとのことです。
トランプ大統領が昨年末にFRBの利上げを非難しましたが、3月くらいから利下げを匂わせる発言をしていて(これはウォールストリートジャーナルが伝えていました)、打つ手が早い!と思っていましたし、資産運用の相談時にもそういった情報をお伝えしていましたが、今回の件でも政治的動きに対する経済の反応を見ると、アメリカはやはり凄いと改めて感じました。
世界への分散投資とはいえ、通常はアメリカに対する比率は高くなりますが、今後の成長も十分見込めそうですので、当分はそういった配分で問題なさそうですね!
しかし、残念ながらそれに対して日本はどんどん比率を下げていく必要がありそうです(汗)
「世界の成長を自分の財布に入れる」運用がこれからの時代は必要です。
その効率を上げるには、今後どこの地域・国が成長(衰退)しそうか?という観点も大切です。
そういった意味でも、日々様々な情報に触れることも大切です。
来週は、東京でプライベートバンカー(富裕層の資産運用アドバイザー)の方の講習を受講します。
そこで得た情報なども一部ブログでもお伝えしようと思います。(全部は顧客への相談時に!)
今後も知識・情報をアップデートしながらお客様のライフプラン実現に向けたアドバイスをしていきますので、よろしくお願いいたします!
今日もありがとうございました。