こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの土田です。
今日の日経新聞にこんな記事が
70歳雇用へ企業へ努力義務 政府、企業支援など7項目
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44828520V10C19A5MM8000/
以下引用~
政府は15日、希望する高齢者が70歳まで働けるようにするための高年齢者雇用安定法(総合2面きょうのことば)改正案の骨格を発表した。企業の選択肢として7項目を挙げた。70歳まで定年を延長するだけでなく、他企業への再就職の実現や起業支援も促す。企業は努力義務として取り組まなければならなくなる。
引用終わり
企業には現在65歳までの雇用義務がありますが、これを70歳まで延長するのではなく、あくまでも努力義務として、65歳以降も就業を希望する従業員には7つの方法のいづれか(複数も可)の方法で支援する対応を求める法案となっているようです。
人生100年社会になってきましたので、こういった労働者としての期間が延びるのは当然の流れかもしれませんね。
しかし、企業としては結構重い法律になるかもしれません。
ライフプランを考える上で、欧米では日本よりも「キャリアプラン」を重視して考えるようです。
転職が当たり前といえる欧米諸国において、職能を磨きキャリアアップし収入を上げることが成功への道だったりするので、終身雇用・年功序列が薄くなってきたとはいえ、まだまだ色濃く残っている日本とは違いますね。
そしてこの文化の違いは今起こっている「第4次産業革命」や「長寿化」にとって大きな違いを生むかも知れません。
オックスフォード大学でAIなどの研究を行うMオズボーン准教授とCフライ研究員が著した「雇用の未来ーコンピューター化によって仕事は失われるのか?」という論文によると、702の職種において将来(10年後に)コンピューターに取って変わられる確率は90%以上!という結果になっていたそうです。
2014年の論文なのでわずか今から5年程度で!?となると現実的には流石にそれはないと思いますが、実際に機械が導入されると仕事がなくなる業種もありそうですね。
FPもご多分に漏れず、数値を入力するだけのような仕事は無くなるでしょうし、資産運用のポートフォリオ作成などもAIの方が得意でしょうね(汗)なので進化しなければ生きられない職業!
皆さんの仕事はどうでしょうか?
という事は、政府がいくら法律を作ろうとも、働く仕事がなければ企業にとっても雇えません。
となれば、60歳を過ぎても自分の職能を磨かないと仕事がなくなる可能性があります。
また、当然健康でなければ働けないので、自己管理もより重要になりそうです。
とはいえ、自己研鑽し自己管理して健康で働ける60代は決して嫌な未来ではないと思いますがいかがでしょうか?
そして、政府はこれを75歳まで持っていきたい意向なのでしょうから、75歳まで働くつもりでライフプランやキャリアプランを考える時代になってきたと言えます。
私は個人的に、生涯現役!と思っているのですが、それでも働き方は変えたいと思います。
よく、働き方も2種類あると言われます。
一つ目は食べるために働く「ライスワーク」
そしてもう一つは生き甲斐のために働く「ライフワーク」です。
今はウェイトがライスワークが強いですが、60歳以降はライフワークのために働きたいですね。
65歳以降に「食べるためには働かないといけない」状況を防ぐためにも
「お金にも働いてもらうこと」が重要です!
アメリカと中国の問題で株価は下落中ですが、そんな時こそ投資は始め時!
65歳以降は「ライフワーク」で働ける環境がいいな!と思う方はぜひスタートしましょう!
プロのアドバイスがあった方が安心!という方は
今日もありがとうございます。