こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの土田です。
今日の日経新聞にこんな記事が
キムリアの薬価、3300万円で調整 がん薬、保険適用きょう議論
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20190515&ng=DGKKZO44802710U9A510C1EE8000
白血病などの治療薬「キムリア」がいよいよ保険適用となりそうです。
アメリカでは2017年に承認され薬価は約5200万円!という価格でしたが、(成功報酬型という日本ではあり得ない料金体系ですが…)日本では3300万円程度になりそうとの事です。
ノーベル賞を受賞された本庶さんの「オプジーボ」も当初3500万円という高額薬でしたが、良い治療薬ができても価格が高くなる傾向がありますね。
キムリアも承認されれば当然「保険適用」されるので、個人の負担としては高額療養費制度があるので、恐らく年間でも約60万円程度になるでしょう。もちろん差額は健康保険から支払うので、年間約70億円程度の費用負担になるという試算をしているようです。
また、この薬は25歳以下の方が対象というものなので、白血病は小児がんでも最も発症割合が高いがんですから、若い方がこれで助かるなら保険承認して欲しいと思います。
※水泳の池江選手ももしかしたら対象になるかもしれませんね!
とはいえ、こうった高額ながん治療薬で日本未承認のものはまだまだあります。
2018年12月のデータでは海外で承認されているがん治療薬で日本で未承認(適用外含む)のものは95薬あり年々増加傾向があります。
また、そういった日本未承認のがん治療薬は非常に高額なものも多く、一カ月で4,750万円!もするものもあるようです。
こういった新しいがん治療薬を使えば治る患者もいるかと思いますが、これを全部承認していては社会保険負担が更に増してしまいますね。
とはいえ、新しい治療法でがんが治る病気になってきている事は事実です。
治すための費用を賄う資金が用意できないという方は、社会保険制度や医療現場の情報なども考えて民間保険の見直しなども検討されてはいかがでしょうか?
プロのアドバイスを受けながら見直したい!という方は
今日もありがとうございました。