こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの土田です。
久しぶりのブログですが、今年もあと2カ月と少しですね。
来年は元号が変わりいよいよ平成ともお別れです。平成最後の秋ですが、我が家のもみじは塩害で綺麗な紅葉とはなりませんでした。すこし寂しい秋となりそうです…
さて、そんなもの悲しい秋ですが、これまたもの悲しい話題を(汗)
先日携帯電話のカタログをふと手に取ったのですが、最近の携帯電話は画面も大きくなったようで、私が使っているiPhone6sと比べても一回りは大きくなってますますタブレットに近付いてますね!
正直携帯はサイズが小さい方がありがたいので、機種変更は見送ることにしましたが、カタログを見てとても残念に思ったことがありました。
それは、
日本メーカーがほとんどなくなった事です。
一昔前は携帯電話メーカーといえば、NECや東芝、日立、パナソニックなど日本のメーカーが主流だったと思います。しかし、今はアップルやサムスンがシェアが高く、シャープも鴻海に買収されたので実質外資と考えると、ソニーくらいでしょうか?(とはいえソニーだって株主は外国資本が過半数ですが…)ほぼ全滅に近い状況(汗)
もちろん、ニュースでNECや東芝の撤退などは目にしていたので頭ではわかっていたのですが、実際にカタログで現実を見せられるとショックでしたね。技術立国の日本で先端技術の粋である携帯電話メーカーが無くなるなんて、10年前には考えられないことだったと思うのは私だけではないと思います。
理由なども含めて調べてみると、2012年3月の記事でこんな記事がありました。
このままだと10年後に日本の携帯メーカーは全滅する--夏野剛
ドコモのiModeなど手掛けた夏野さんが6年前に予言していた事です。
確かにパソコンもテレビもどんどん日本メーカーがシェアを落とし、次々と撤退しています。
資源のない日本が技術も失ってしまったらと思うとぞっとしますね。
※もちろん精密機器の部品は日本製が多いのは事実ですし、そういった中小企業の技術力はまだまだ高いのですが…
そして事態は予想より早い展開のような気もしますね。
これが、他の日本の花形産業(例えば自動車や素材系産業など)にも波及して、どんどん世界のシェアを落とすようなことになれば本当に日本は貧しい国になってしまうかもしれません。
そうなれば、当然社会保障制度(年金・医療・介護など)は維持できないでしょうし、貧富の差も拡大していくでしょう。一般庶民も備えていたかどうかがカギになってきますね。
これからの時代は、国や会社などに頼れる時代ではなく、益々自己責任な時代になると改めて感じました。
ネガティブな内容ですが、日本の実態を表す事象と思います。
※危機管理の専門家として一時テレビなどにも出演されていました、佐々淳行さんがお亡くなりになられましたね。「危機管理の基本は悲観的に準備し、楽観的に対処すること」という言葉があり、セミナーでも使わせて頂いておりました。この場を借りてご冥福をお祈りいたします。
今日もありがとうございました。