こんにちは
秋田のファイナンシャルプランナー、土田茂です。
昨日は甲子園決勝で仙台育英が惜しくも優勝を逃してしまい残念でした。
しかし、今年の甲子園は東北勢強かったですよね!
かなり久しぶりに興奮して野球観戦できました!
※阪神ファン的には巨人に3タテがキツイのですが…
さて、昨日に引き続き保険についてのスタンスについて。
今日は「医療保険」です。
テレビのコマーシャルでも医療保険やがん保険のコマーシャルが多いですよね。
ただ本当にあなたにとって医療保険は必要でしょうか?
保険を考える上で、まず考えなければならないのは「公的な保険」です。
日本には世界に冠たる医療保険があります!
もちろんご存知「健康保険」制度です。
日本では国民皆保険の名の下に「健康保険」が普及しています。
サラリーマンの方も公務員の方も自営業の方も(配偶者や子供も老人も)皆さん加入していますよね?
この制度によって、基本的に窓口での医療費負担は3割で済みます。
更に高額な医療費については「高額療養費制度」があり、所得によりますが
一般所得者(標準報酬28万円〜50万円)で80,100円+(総医療費-267,000円)×1%
が一ヶ月内に掛かる医療費の自己負担限度額となります。
例)医療費が100万円/月掛かった場合
80,100+(100万円-267,000円)×1%=87,430円が一ヶ月の自己負担額!
3割負担なら30万円のはずが212,570円はこの制度で戻ってきます!
更に直近1年間で3ヶ月以上高額療養費制度を活用している方には4ヶ月目からは多数該当となり、なんと一ヶ月の医療費の自己負担額は44,400円で済んでしまいます!
つまり入院・手術で高額な医療費が掛かっても、一ヶ月の負担はせいぜい10数万円(入院時のその他の費用含めて)で済みます。
これなら保険でなくとも貯金で備えられるレベルではないでしょうか?
※貯金がないというのは別に問題があるので家計を見直しすべきでしょう!
そして更に、公務員や大企業の社員の方は、「付加給付」があるかどうかもお調べ下さい!
「付加給付」とは例えば、先ほどの高額療養費が上限2万円になっていたり、傷病手当金という働けなくなった時に支給されるお金が、日給の85%を最長3年間も支給されたり(通常は日給の2/3で最長1年半)といった給付を受けられる制度です。
このように実は自分で保険に改めて加入しなくても手厚い保障がすでにあるのです!
まずここをしっかりと把握して、それでも不安がある方のみ加入の検討に入りましょう!
私のスタンスは
医療保険はあまり必要ないが…。
若いうちのガンや先進医療が必要になるような病気は罹る可能性は低いが、罹ったときの損害が大きく、また治療法によっては完治する可能性もあるので最小限で加入を検討すべきと思っています。
他の資産の状況や考え方など様々な側面を考えながら必要か不要かを判断し、必要なら適切な保険へ加入。不要であっても不測の事態への備え(主に心持ちですね)をしておきましょう!
また、私のスタンスは「医療保険」も含め「保険」はいずれ「卒業」するものだと思っています。どういう事かというと、要はお金があれば保険はいらないですよね?なので資産をしっかり形成して保険は卒業するという考え方です。
この考えはセミナーでもよくお伝えしています。
※もちろん相続等での税制上の優遇は活用しますが。
今日もありがとうございました。
次回は死亡保障についてのスタンスをお話しします!
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